鉄血勤皇師範隊

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■月刊ビューポイント

沖縄戦「集団自決」から62年 真実の攻防

元鉄血勤皇師範隊野戦築城隊員・玉城朝正氏に開く

鉄血勤皇師範隊かく戦えり

23日は「慰霊の日」。大戦末期の沖縄戦で、沖縄守備隊第三十二軍牛島満司令官(明治20年七月31日−昭和20年6月23日)と長勇参謀長(明治18年1月19日−昭和20年6月23日)が自決した昭和20年6月23日を組織的戦闘が終了した日として、同49年、「6月23日 慰霊の日」が沖縄県の条例で定められた。

この日は、沖縄戦で尊い命をささげた軍人、軍属、民間人を追悼する式典が県内各地で行われる。沖縄戦を日本軍と共に戦い抜き、生き延びた元銑血勤皇師範隊隊員の玉城朝正氏に沖縄戦の体験談を聞いた。
 (那覇支局・竹林春夫)

玉城朝正氏

たまき ちょうせい 昭和2年沖縄県伊是名村生まれ。同32年法政大学経済学部卒、琉球政府に入庁、同44年琉球政府企画局調査官、同54年沖縄陸運総務部庶務課長、企画室長、同59年より(社)沖縄旅客船協会専務理事、陸運協力会会長などの要職を務める。

---鉄血勤皇師範隊に入隊したのは。

昭和二十年三月三十一日。当時、沖縄師範学校本科一年生の時、全生徒が「鉄血勤皇師範隊員」として召集され、私は「野戦築城隊第三中隊」に配属された。

米軍が沖縄本島に上陸する前日だ。四月一日には、「仮進級式」があった。同三日には、日本兵と共に首里城付近で垂直坑道の作業をしていると、砲弾が城壁に命中、胸のあたりまで落石で埋まり、右肩を砲弾の破片で負傷した。その時、後輩が一人戦死した。

四月六日、夕食の後、近くの運動場で、那覇沖から中部にかけた西海岸に押し寄せていた米軍艦船を眺めている時、人の気配を感じたので振り返ると、

牛島満軍司令官が立っておられた。

直立不動で挙手の敬礼した時、

牛島司令官 「学生さん、ご苦労さんです。

ほら敵艦隊をご覧なさい。

これからものすごい戦闘が始まるよ。

でも、身体を大事にしなさいよ」

と言われ、驚いた。

威厳があって優しい人の印象だった。

戦争のために命をささげなさい、

と言われるかと思ったが、そうではなかった。

牛島司令官の言葉は今でも覚えている。

その時から決して生命を粗末にしてはならないと心に決めた。

入隊前に亡くなった父の言葉のように思えて仕方なかった。

---首里城周辺の戦況はどうだったか。

米軍が上陸してしばらくしてから、首里城周辺は砲火の海になった。留魂壕(ごう)という壕を拠点に壕作りの作業をしたが、日中は砲弾を受けて命懸けだった。学校の先生や同僚の仲間が何人か戦死した。

五月二十八日、首里の壕からの退却命令が出され、南部の摩文仁方面に向かうことになった。(省略)

南下の途中、長勇参謀長一行に出会った。

その時、

「皆さん、ご苦労さん」と師範隊に声を掛けてくれた。

我々を見下すような様子はなかった。

(省略)


---牛島司令官が自決して沖縄戦が終決したのをいつ知ったのか。


六月二十三日には、全く知らされなかった。しばらくたって、軍司令部壕のあった摩文仁の丘に米国旗が掲げられ、米軍が勝利した内容の碑文を見て、知った。碑文の前に、小石を並べた墓があって、牛島司令官と長参謀長の名前が記されていた。二人が亡くなったことは感じたが、

戦争が終わったとは思わなかった。

その後、九月十日ごろに投降するまで、仲間と一緒に逃避生活を送った。(省略)

---八月十五日の終戦をいつ知ったのか。

八月十五日の夜、避難中の東風平(こちんだ)あたりで米軍基地から流れる天皇陛下の玉音放送を聞いた。

日本が負けたかと思うと泣けて仕方なかった。

でも、敵の謀略と思って投降する気にならなかった。

---投降の時の様子は。

九月十日ごろだったか。宣撫(せんぶ)工作員がやってきて、敗戦の状況と今後の身の振り方を知らされた。いよいよ敗戦の実感がわいてきたが、捕虜になっても生命の保証はあるし、

日本の降伏まで戦ったという自負心があった。

(省略)

---沖縄戦の体験で、日本軍が沖縄県民を守らなかったと思うか。

戦時中、いろいろな噂(うわさ)や風評があったが、

日本兵が民間人を殺害したり、壕から追い出したりしたところを見たことはない。

兵士も民間人も生きるのが精いっぱいだった。


---軍の上司から自決せよとの命令を聞いたことがあったか。


我々鉄血勤皇隊は、防衛隊の軍隊で、戦陣訓を覚え、

万一の場合は自決をする覚悟はあった。

でも、牛島司令官から言われた言葉がいつも耳に残っており、最後まで生きようとした。

上官から自決せよと命令を聞いたことはないし、牛島司令官が部下たちや民間人に対して自決せよと命令を下したとは私には考えられない。


数多くの同僚を沖縄戦で亡くした。今日生きているのは、運が良かったと思っている。「慰霊の日」を迎えるごとに、私の平和への願いを決して忘れることはない。



Takashi
■月刊ビューポイント 2008
沖縄戦「集団自決」から62年 2部 「真実の攻防」13ページから写真の紹介。

鉄血勤皇隊
韓国成人男子と比較される2人の日本兵。左の2人はおそらく中学生の鉄血勤皇隊か。
(米軍撮影、沖縄県立公文書館所蔵)

沖縄県立公文書館にアメリカ側の説明があるので紹介します。

【キャプション】
Two young Jap soldiers being compared to a full grown Korean which is three times the size of them. The first Jap is 17 years old, the 2nd is 19 years old, and the giant Korean is 28 years old. Okinawa.

【和  訳】
韓国成人男子と比較される二人の日本兵。
韓国人は日本人の3倍の体格をしている。
左から17歳、19歳、28歳。沖縄。
〔左の二人はおそらく中学生の鉄血勤皇隊か。〕


〔〕内は沖縄県立公文書館の説明です。

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沖縄  2008.02.11
2008.02.11 11:48 edit
涙がこぼれる様な状況を「目」の辺りにした感じです。
戦前・戦中に置いても野営訓練に来られた当時の「将校」「下士」「兵士」の様子を見ている人間には戦地でも何処でも「民間人」を盾にしようなんて考えた兵隊さんは殆ど居にと確信しています。
笑われるかも知れませんが敗戦を知った後でも「ご飯」を炊いて山に篭り一戦をと友人と語り合ったものです、想像も付かないでしょうね。今日も応援!!有難う御座います。
猪 URL
2008.02.12 04:02 edit
命からがらで現場を見た人の証言は、先人が築いた世の中に生きる恩恵を自覚すらしない連中の捏造に勝る!

最近の左翼の主張はかなり無理が出つつある感じがします。
感情的に支那朝鮮に謝罪しろとか言えば何とかなるとたかをくくっていたら、ネットで説得材料が次々出てきて発言しづらくなった。
それで、今度は、とにかく国や先人をけなせばいいと、目に付くものを全て貶める。しまいには某新聞の投稿欄のように「ニッポンは国威発揚語」と国名にまでケチを付け出す始末。
新聞の投稿欄には新聞社として書くには問題のある主張を読者の意見として代弁させる役割があることを考えれば、これが今の左翼指導層の考えていることと思われます。
しかし、それも上手く行かないのが現状。この次を考えると怖いです。一つの選択肢は日本が根底から破壊されるまで日本の全てに言葉狩りまがいにけちをつけて否定しまくり、文化を破壊して日本を荒廃させること。あるいは、暴力的な手段に訴えでて、支那朝鮮のむちゃくちゃな主張に賛同しないと弾圧される恐怖政治の社会になること。一部の方はご存知だと思いますが、もはや尋常ではないところまできている左翼の最近の動きを見ていると、このどちらかを必ず実行することは目に見えていて、ネットでカルトからの脱退を促す情報の流布の重要性を実感しています。
izumibeko URL
2008.02.12 05:46 edit
猪さんへ

いつも応援ありがとうございます。

衝撃的な写真ですよね。そして当時戦った元鉄血勤皇師範隊の隊員の証言は重要ですね。

現在の自衛隊の訓練は見たことありますが、とても厳しい訓練でした。

戦時中の訓練はもっと厳しかったでしょうから、民間人を盾にするような卑怯な行為をしたら、即銃殺だったでしょう。

「敗戦」は辛かったってもんじゃないでしょう。猪さんのような少年は大勢いたでしょうね。


izumibekoさんへ

分析ありがとうございます。

昨日米兵が事件を起こしたので、今日から沖縄の新聞やテレビは反米・反基地キャンペーンが始まりそうです。

岩国で現実路線の市長が誕生しましたが、今回の事件は影響しそうですね。

沖縄の左翼は勢いがつきそうです。

はぁ〜。
●Takashi URL
2008.02.12 22:01 edit
最近は正しく理解して居るのか疑問だらけの“グローバルスタンダード”を始めとした英語(?)が急普及し,“現代はこうじゃ無いと”と言う風習がありますが,左翼はこうした現状下,やれ“専門的な知識の元で検証した結果,沖縄の集団自決は真実であった”だの“南京の惨劇は償われて然るべきである”言って居ますが,今回の記事こそ一層先進的な判断材料なのだと思いますよ。
LIBERST URL
2008.02.13 06:50 edit
沖縄県民は、このような証言は新聞、テレビでは聞いたことないと思いますが、私のようにお年寄りから「軍命は無かった」と聞かされている方もいると思いますよ。

左翼が取り上げる「専門家」は胡散臭い奴ばかりです。
●Takashi URL
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