在野の日本主義哲学者、
渥美勝の顕彰碑移転事業について
大正から昭和の初年にかけて、上野公園の樹下石上に「桃太郎」と書いた旗を立て、日本文明の世界史的使命と国民の覚醒を叫び続けた在野の哲学者がいたことをご存じだろうか。
その名は渥美勝(明治十年−昭和三年)。
渥美は京大在学中、人生及び社会の諸問題に煩悶する折、
耳にした唱歌「桃太郎」から翻然悟るところがあった。
「人、この世に生を亭く、須らく万有を統一し、一切不善、
一切悪を征服するの信念無かるべからず、桃太郎は維れ
日本民族生命の象徴にあらずして何ぞや」と。
以後、彼は鉄工所工員になり日本神話や哲学の奥義を探求、大逆事件の発生と共に明治維新に続く「第二の維新」の必要を痛感し上京、日々街頭に雄叫びした。
渥美は人類の歴史を物心一体の生命の発達史と捉える「生命史観」の立場に立ち、その上で各国文明の基本性格を神話、宗教、道徳に表れたその人生観に見出した。
そして日本民族は古来生命の本質を苦、罪、弱さと捉えず、むしろ
「我等この生命で何を為そうか」
と感じ、生命の本源である神の理想を地上に顕現する
使命感(ミコト)を人生観の根本に置いてきた点を強調した。
その思想は後の昭和維新運動の源流となり、
神兵隊事件参加者の「心の父」とも呼ばれた。
この渥美勝の顕彰碑(静岡県裾野市)が立地状況の意化と地権者の事情により移転のやむなきに至り、現在、門下故田尻隼人氏令息・陸夫氏を代表とする顕彰団体「桃の会」(世田谷区世田谷三−十三−十七)が渥美の歿後八十年に当たる今年を期に移転事業を計画、事業費協賛の呼びかけを行っている。
一口五千円から受け付けているので
ご賛同の方は下記の口座へ振り込みを届いたい。
「ゆうちょ銀行 口座記号00100-3 口座番号779930 桃の会」。
尚、二口以上ご協賛の方には渥美勝伝の決定版『桃太郎・渥美勝』
(田尻隼人著。書店では入手不可)が贈呈される。
(小田内陽太)
●Takashi
桃太郎の歌の後半部分に聞き覚えがなかったので、調べてみたら、暴力性を感じさせるという理由で、歌詞が改変されたり、後半部を削除して教えているそうです。
唱歌「桃太郎」
1. 桃太郎さん、桃太郎さん、お腰につけた黍團子、一つわたしに下さいな。
2. やりませう、やりませう、これから鬼の征伐に、ついて行くならやりませう。
3. 行きませう、行きませう、あなたについて何處までも、家來になって行きませう。
4. そりや進め、そりや進め、一度に攻めて攻めやぶり、つぶしてしまへ、鬼が島。
5. おもしろい、おもしろい、のこらず鬼を攻めふせて、分捕物をえんやらや。
6. 萬萬歳、萬萬歳、お伴の犬や猿雉子は、勇んで車をえんやらや。
唱歌−桃太郎(1:43)
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