米軍に頼るだけでいいのか
前回本欄に中国・海南島の楡林(ゆりん)海軍基地について書いた。
同基地について、
米国防総省の「中国の軍事力に関する年次報告書」や
英誌「ジェ−ンズ・インテリジェンス・レビュウ」は
日米台印にとつて重大な脅威として分析してゐる。
防衛省は五月二十九日、中国のゴルフ級弾道ミサイル潜水艦が朝鮮半島西方の黄海で弾道ミサイル(SLBM)の発射実験を行つたと発表した。
在日米軍はミサイル追跡艦によるオブザベージョン・アイランド投入の警戒態勢はとらなかつたため、評しい情報は不明だ。
只、SLBMは上昇高度、飛行距離共に短いため、模擬弾頭をつけた所謂ダミー弾か弾頭装着のないミサイル本体だけを水中から発射したものではないかと分析してゐる。
今後、予想される発射は楡林基地に四月配備された晋級(〇九四型)戦略原子力潜水艦からの実験になるだらう。
同原潜はSLBM「巨浪2」を十二基搭載し、米本土も攻撃可能といふ。
海南島の秘密基地の存在と原潜、空母の配備、増強を巡つて、
米軍のアジア太平洋艦隊司令官のキーティング提督は
「中国が、米軍艦隊を標的にするなら、
我々は相手をやつつけるしかない」
と断言。
ライオンズ前提督は
「中国海軍の進出阻止のため、米軍は再び
フィリピン・スービック海軍基地の租借が必要になつた」
「冷戦時代、ソ連艦隊に対峙した時と同様の作戦対応で臨み、
日韓両国や東南アジア諸国と安保体制を強化すべきだ」
と主張してゐる。
また
「台湾海峡の安定維持のためにF16戦闘機と
潜水艦八隻を早期に台湾に供与することが緊要」
と指摘し、米政府に促してゐる。
平成十八年十月二十六日に沖縄近海で、米空母キティホーク艦隊は訓練中、中国の宋級ディーゼル潜水艦に長時間追尾されてゐたことに
気がつかなかつたといふ″大事件″があつた。
その時、中国潜水艦は魚雷の射程距離八キロまで接近してゐたといふ。
これが交戦状態の時なら、瞬く間に撃沈されてゐただらう。
更に翌月九日、太平洋上で日米合同演習の最中に、中国の漢級原潜が警戒網を突破し、空母キティホークの傍まで接近してゐた事実があつた。
米軍は遅ればせ乍ら探知したが、直後に見失つてゐる。
東シナ海の情報戦は既に中国軍に
軍配が挙がつてゐるやうだ。
これを背景に中国は
「米中で太平洋を半分づつ管理しよう」とか
「日本がガス田を試掘すれば軍艦を出す」
と言ひたい放題だ。
この事態にわが国防を足許から見直すことが急務である。
山田惠久
●Takashi
せめて国防費は2%くらいまで上げてほしいですね。
「自主防衛を目指すべきだ」という人もいますが「自主防衛できるくらい」を目指すべきです。
あのアメリカでさえ自主防衛など考えもしないでしょうし、無理があります。
記事を読めば誰が敵なのか分かると思いますが、日本の敵は「中共」です。
日本のメディアの情報ばかりだと、アメリカが嫌いになるので気をつけてください。
嫌なアメリカ人は「共産主義者」と思ってください。敵は世界中の共産主義者です。
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